水道修理

水漏れは補修テープで直せる?種類・巻き方と応急処置できるケースを解説

補修テープで水漏れ対策ガイド

水漏れに気づくと、「とりあえずテープを巻けば止まるのでは」と考える方もいるかもしれません。しかし、水漏れの箇所やテープの種類によって、使用できるかどうかは変わります。この記事では、補修テープが使えるケースと使わないほうがよいケース、種類や選び方、基本的な使い方について解説します。なお、水量が多く緊急性が高い場合は、テープを探す前に止水や被害拡大の防止が必要です。水漏れ全般の応急処置は水漏れが起きたときの応急処置もご確認ください。

水漏れは補修テープで直せる?

補修テープが使えるかは水漏れ箇所と製品によって異なる

「水漏れ用」「防水」と書かれているテープであっても、すべての配管に使用できるとは限りません。製品によって、対象となる素材、施工面の状態、水圧への対応、使用可能な温度、恒久補修か応急補修かといった条件が異なります。

応急処置用の製品は根本修理の代わりにしない

メーカーが仮止めや緊急補修の用途として案内している製品もあります。このような製品を使った場合は、その後、適切な修理につなげる必要があります。ただし、すべての補修テープが一時的な補修専用というわけではなく、これも製品によって異なります。

水漏れに使われる補修テープの種類

3種類のテープの外観と用途比較

自己融着テープ

テープ同士が融着するタイプのテープです。配管ジョイント部の水漏れ防止などに使われる製品もあります。例えば、SANEIの「水止めテープ」は自己融着タイプですが、メーカーは給・排水管の水漏れへの使用を仮止めとして案内しています。自己融着テープの用途や施工条件は製品ごとに確認してください。

防水・多用途補修テープ

防水性能をうたった製品であっても、それがそのまま水圧のかかる配管への使用を意味するわけではありません。例えば、アサヒペンの「パワーテープ」は漏水防止にも使用できる一方、メーカーは緊急補修用途のテープとして案内しています。「防水」と「圧力がかかった配管の補修に使えること」は分けて考えましょう。

配管補修用として販売されているテープ

配管の漏水補修に使えることを明記した製品もあります。例えば、3Mの「スコッチ® シリコーン自己融着テープ HDT2」は、圧力がかかった状態での漏水補修にも対応する製品です。ただし、この性能をほかの自己融着テープにも当てはめることはできません。使用する製品の対象素材や施工条件を確認してください。

シールテープとの違い

ねじの接続部分などに使われるシールテープと、配管の外側から巻く補修テープは、役割が異なります。シールテープは、漏れている配管の外側に巻けば直るというものではありません。

テープで補修できる場所・できない場所

テープ補修できる場所・できない場所の判断図

水道管・給水管

製品がその用途を対象として認めている場合に限られます。圧力の条件を必ず確認してください。

排水管

給水管とは条件が異なります。素材や、漏れている位置も確認する必要があります。

ホース

「ホースだからテープで直せる」と一律に判断することはできません。対象となる素材や、かかる圧力の条件を確認してください。

蛇口や接続部分

漏れている原因によっては、外側へテープを巻くことが適切な対応にならない場合があります。接続部やパッキンなど、内部の部品に原因があるケースも考えられます。

水漏れ補修テープの使い方・巻き方

水漏れテープ補修の正しい手順

ここでは、一般的な確認の流れをご紹介します。全製品に共通する施工方法ではないため、実際に使用する製品の説明書を必ず確認してください。

1.まず止水して水漏れ箇所を確認する

止水できる場合は、まず止水してください。電気設備の近くなど危険がある場合は、無理に作業を進めないでください。

2.使用するテープの説明書を確認する

対象となる素材、用途、施工面の状態、水圧の条件、温度の条件、巻き方、必要な重ね幅、硬化時間や通水条件が指定されている場合はその内容を確認してください。

3.製品指定の状態にして施工する

「必ず完全に乾かす」「濡れたままでよい」といった条件は、製品によって異なります。メーカーが指定する条件を優先してください。

4.製品説明に従って貼る・巻く

巻く回数や重ねる幅などは、製品によって指定内容が異なります。特定の数値を一般的な正解として扱うことはできません。

5.補修後に水漏れを確認する

通水してよいタイミングも製品によって異なります。製品の説明を確認したうえで行ってください。

水漏れ補修でやってはいけないこと

水漏れ補修でやってはいけないこと
  • 用途が分からないテープをとりあえず巻く
  • 製品の対象外の素材に使用する
  • 防水性能だけを見て水道管へ使用する
  • 水圧の条件を確認しない
  • 原因が分からないままテープを重ね続ける
  • 漏れが続いているのに放置する
  • 壁内や床下の漏水をテープだけで解決しようとする
  • 電気設備付近で無理に作業する
  • メーカーの施工条件を無視する

100均の水漏れ補修テープでも使える?

価格や販売店だけでは、使用できるかどうかを判断できません。100均で販売されているかどうかにかかわらず、確認すべきなのは、用途、対象素材、水圧への対応、使用環境、メーカーが定める使用条件です。現在販売されている具体的な商品の仕様については、必ずパッケージや商品ページで確認してください。

「最強」の水漏れ補修テープはある?

水漏れの箇所によって必要な性能が異なるため、一律に「これが最強」と呼べるテープを挙げることはできません。対象素材、圧力、温度、施工面の状態、屋内か屋外か、一時補修か恒久的な用途かといった点を確認することが大切です。

ゴリラテープで水漏れは補修できる?

ゴリラテープには複数の製品があるため、ブランド全体をひとまとめに評価することはできません。たとえば「ゴリラテープ エクストリーム ウォータープルーフ」には防水用途がありますが、メーカーは水道管やホースなど過度な圧力がかかる箇所については使用不可としています。「ゴリラテープ=水道管の補修に使える」と一律に考えることはできません。

補修テープでは対応しないほうがよい水漏れ

  • 漏水箇所が特定できない
  • 壁内での漏水
  • 床下での漏水
  • 天井での漏水
  • 大量の漏水
  • 漏れが止まらない
  • 製品の適用条件に合わない
  • 設備そのものの破損が疑われる
  • 電気設備付近
  • 原因の確認や修理に分解が必要な場合

ただし、個々の状況を確認せずに「この状態なら必ず特定の部品が故障している」と判断することはできません。

テープで応急処置したあとはどうする?

メーカーが仮止めや緊急補修の用途として位置づけている製品を使った場合は、適切な修理につなげる必要があります。補修後も、漏れが再発していないか確認してください。必要に応じて、水道業者や管理会社など、適切な窓口へ相談することも検討してください。「テープで水が止まった=修理が完了した」とは限りません。水漏れ修理全般については水漏れ修理の方法を詳しく確認する、業者を呼ぶかどうかの判断基準は水道業者を呼ぶべき症状を確認するをご覧ください。

水漏れ補修テープについてよくある質問

水漏れ補修テープの巻き方は?

製品によって異なります。メーカーが指定する施工方法を確認してください。

水道管にはどのテープを使えばよい?

「水漏れ用」「防水」という名称だけで選ぶことはできません。配管への使用が想定された製品かどうか、対象素材、圧力の条件などを確認してください。

100均のテープでも水漏れを補修できる?

価格や販売店だけでは判断できません。それぞれの製品の仕様を確認してください。

ゴリラテープで水道管の水漏れを直せる?

ブランド全体をひとまとめに判断することはできません。少なくとも「ゴリラテープ エクストリーム ウォータープルーフ」については、メーカーが水道管やホースなど過度な圧力がかかる箇所を使用不可としています。

濡れたままでも補修テープは貼れる?

製品によって異なります。濡れた面に対応する製品もありますが、これをすべてのテープに当てはめることはできません。

テープで水漏れが止まればそのまま使い続けてもよい?

製品の位置づけによります。仮止めや緊急補修の用途とされている製品であれば、水が止まったあとも適切な修理につなげることが必要です。

まとめ

補修テープは、名称だけで選ばず、水漏れの箇所を確認することが大切です。対象素材、水圧、施工条件を確認し、メーカーが指定する方法で使用してください。応急補修用の製品を恒久的な修理として扱わず、補修後も漏れが再発していないか確認しましょう。自分での対応が難しい場合は、無理をせず適切な専門業者などに相談することをおすすめします。

原因が分からない場合は、無理に分解せずご相談ください。水漏れ・つまりは、状態によっては触るほど悪化することがあります。作業前に状況を確認し、必要な対応をご案内します。
電話 LINE 見積もり